About fertility treatment
不妊治療について
自分で「不妊かな?」と考えるのはどんなときでしょう?
自分たちでタイミングをとっても、不妊でなければ、1生理周期当たりに自然妊娠ができる可能性は30%程度と言われています。従って、不妊因子のないカップル100人が妊娠を希望した場合、最初の周期で30組が妊娠し、残りの70組のうち30%が次の周期に妊娠することになります。
このように計算していくと、不妊因子のないカップルでは1年間に99人、つまりほぼ全員が妊娠することとなりますので、何らかの努力をしても1年間妊娠がない場合には、妊娠しない原因があると考えた方が妥当です。
10回タイミングをとっても妊娠できない場合、治療はともかく、検査や相談をしておくことが重要です。
女性にとって妊娠するチャンスは1年に最大でも12~13回、しかも年齢を重ねるにつれ、妊娠しにくい体になっていきます。
30歳台半ばの方であれば、(うまく卵が成熟する可能性を考えると)、妊娠するチャンスはこれから先100回もありません。
それだけ貴重なチャンスを、予約待ち等により逃してしまうことがないように、当院では、初診の方のご予約は不要としております。
初診日にはある程度お待ちいただくことになるかもしれませんが、来院されたその日から、不妊治療・婦人科治療が開始できるため、貴重な妊娠のチャンスを少しでも多く治療に活かすことができます。
静岡・三島の院長は、日本最大の実績のある加藤レディスクリニック・永遠幸グループでの豊富な診療経験をもとに、副作用や身体・卵巣へのダメージの無い、体と心に優しく、その中で最大限の効果を得られる不妊治療を目指します。
患者様お一人お一人の身体・社会的ご事情に対応した治療方針で臨むことはもちろん、患者様のご希望を毎周期確認させていただき、ご希望を踏まえて卵巣の刺激方法(無刺激・低刺激から高刺激まで)や通院日数・時間など、毎周期のオーダーメード不妊治療をご提供いたします。お仕事とのスケジュールに合わせて、ステップダウン等、フレキシブルな対応もできますので、悩まれる前にご相談ください。
タイミング指導や人工授精の場合は、多胎妊娠のリスク等から卵巣刺激も最低限となるため、ある程度パターン化した治療となりますが、人工授精の手法の多様化や患者様の通院頻度や在院時間等の抑制など、効果的・効率的に受診していただける環境づくりに努めます。
また、不妊治療は時として精神的な負荷が大きくなってしまいます。当法人では、不妊治療の診療経験が豊富な看護師、専任のコーディネーター・カウンセラーを配置し、受付の職員の多くも不妊相談士の資格を有する等、専任スタッフの質・量ともに静岡県下は言うに及ばず、日本国内でもかなり充実した相談支援体制をとっています。カウンセリングはいつでもお受けいただけますし、いつでも無料です。少しのご不安であっても、どのようなご相談でも構いません。どのスタッフにでもかまいませんので、気軽にお声をおかけください。最適なご相談にあずかれるよう対応いたします。身体はもちろん、心にも優しい治療で、皆さまの願いをお手伝いいたします。
平成22年~令和6年 当法人の治療成績
体外受精件数 | 22963件 |
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人工授精件数 | 18668件(妊娠率 8.1%) |
タイミング妊娠数 | 1866人(累計) |
不育症治療後流産 | 6.2% |
令和6年胚移植あたりの妊娠率(令和4年全国平均)
20歳代 | 58.9%(全国平均:49.4%) |
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30歳代前半 | 50.6%(全国平均:46.8%) |
30歳代後半 | 52.9%(全国平均:39.4%) |
40歳代前半 | 33.7%(全国平均:24.4%) |
40歳代後半 | 17.7%(全国平均:7.3%) |
※当院妊娠率・全国平均妊娠率は、ともに胎嚢出現率です。
上記は分割凍結胚及び胚盤胞の各妊娠率の合計です。胚盤胞の方が分割凍結胚よりも妊娠率は1.2〜1.8倍程度高くなります。
当院では、原則として治療法のステップアップのご希望については、患者様のお申し出に沿って行うこととしております。
もちろん、年齢的に体外受精が望ましい、精子の状態が悪いため人工授精でなければ妊娠が期待できない等の場合は、医師・コーディネーター等から、患者様にあった治療をお勧めいたしますが、あくまでも、患者様のご希望される治療を、ご希望される限り継続していただくことを第一としております。
また、患者さまの治療歴や年齢を問わず、治療をご希望されるすべての患者さまのお手伝いをします。40歳代後半の方、他院で反復不成功、持病や肥満、他院で治療を諦めるよう言われた方も多数治療を行っています。それでもなお全国平均より高い妊娠率を誇っています。
About the number of hospital visits
通院スケジュール・通院回数・予約時間について
最小限の通院回数を心がけています
当院では患者様の時間的・経済的ご負担を減らすため、最小限の通院回数で済むように心がけています。通院回数は最小限とし、朝早い時間の診察や採血の対応、外出時間を設ける等できる限りお仕事をされている方や遠くから通われている方でも受診がしやすいようさせていただいております。お仕事をしながら通院できるのか、遠いけれど通院ができるのか等、通院時間、通院回数に不安のある方も是非一度ご相談ください。
お仕事前のお時間を有効活用していただけるよう、早い時間の予約枠を設けています
夕方は、お仕事が長引いたり、残業など急に状況が変わることがあるかと思います。
また、フルタイムの勤務ではない方、第2子・第3子の妊娠をご希望の方も、夕方は、ご家庭でのお仕事も立て込むことかと思います。
当院では、そういった皆様方の利便性を考慮し、朝早い時間帯からの検査・診療を中心として行っています。
当院では、一般不妊治療、高度生殖医療ともに、事前のホルモン採血により、より精度の高い不妊治療をご提供しています。ホルモン採血では、結果が出るまで約1時間程度必要となりますが、その分精度が向上するとお考えください。
タイミング・人工授精周期の方は、お待ちいただく時間を極力短縮するため、体外受精の周期の方の検査や処置等で混雑する時間の前に優先的にご予約のご案内をさせていただいております。
7時30分に採血をしていただければ、9時までには全て終了となります。
更に、お急ぎ予約の対応もしています。採血後すぐに、問診・診察・処方等行い、お会計後はご帰宅いただけます。その後、血液検査の結果をふまえ、お電話にてタイミング・人工授精の日程の調整をさせていただきます。その場合のクリニックの滞在時間は30分から40分程度となります。
当院では、卵胞の発育、排卵のタイミングを正確に把握するため、毎回ホルモン採血を実施し、タイミング・人工授精であってもより精度の高い治療をご提供いたします。お申し出があれば、採血なしでの治療も対応いたします。
採卵・胚移植周期の方は、体外受精の方のための手術、検査、処置等の前の予約となります。7時30分から7時50分にご来院いただき、9時から9時30分にはご帰宅いただけます。手術の関係や診療内容等により、枠に制限はありますが、できる限り対応をさせていただきますのでお気軽にご相談ください。
採血結果が出るまでの待ち時間に、お仕事・お買い物・その他で外出いただくことも可能です。電動自転車の貸し出しも行っておりますので是非ご利用ください。
タイミング法モデルケース 生理周期28日
タイミング法 標準来院回数1回
人工授精モデルケース 生理周期28日
人工授精 標準来院回数2回
採卵モデルケース 生理周期28日
低刺激法 標準来院回数4回
高刺激法(黄体ホルモン併用法)標準来院回数4回
エストロゲン併用法 標準来院回数4回
移植モデルケース 生理周期28日
自然周期 分割胚移植 標準来院回数3回
自然周期 胚盤胞移植 標準来院回数3回
ホルモン補充周期 分割胚移植 標準来院回数4回
ホルモン補充周期 胚盤胞移植 標準来院回数5回
※1回の受診時間の目安は概ね1時間~1時間30分(採血結果待ち40〜50分を含む)です