About diet outpatient
ダイエット外来について
肥満は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の原因となる一方、脂肪肝などによる肝機能障害を引き起こし、エストロゲン代謝を抑制して慢性的なエストロゲン濃度上昇につながります。 また、脂肪細胞によってつくられるアディポネクチンというたんぱく質は、インスリンによる血糖値の低下・末梢組織への血糖の取り込みを促進し、動脈硬化や糖尿病を予防するよう働きます。 しかし肥満状態になると、脂肪細胞はアディポネクチンをつくらなくなってしまい、体内組織のインスリンへの抵抗性が増大してしまいます。
不妊の一つの原因でもある、多のう胞性卵巣(PCOS)では、体内組織のインスリンへの抵抗性が増大し、インスリンの抵抗性が男性ホルモンの蓄積を引き起こすことで不妊の原因となることはよく知られていますが、肥満による、アディポネクチンの減少によってもインスリン抵抗性が増大し、同様に不妊となる場合があります。また、アディポネクチンの減少により、卵巣の表面が肥厚し、排卵を阻害したり、卵子そのものへの悪影響を及ぼすのではないかという説もあります。
事実、太り気味の方には、多のう胞性卵巣で生理不順や不妊でお悩みの方も多くいらっしゃいます。 当院では、女性のための健康支援、不妊症予防のため、魅力的な女性を応援するためにダイエット外来を行っています。
医師が医学的判断に基づき、全身状況 をチェックした上で、医学的にダイエットを指導します。民間療法やエステなどとは異なり、科学的知見に基づく効果的な医療行為です。
専任の管理栄養士が、糖尿病治療にも応用されている糖質制限食などをサポートします。
妊活中以外の方もお気軽にご相談ください。
なお、他院での不妊・不育症治療をされている方やご予定の方で、ダイエット外来だけ当院を受診することはお断りしております。
胚の移送や転院の手続等を行っていただいた上で、紹介状を添えてお申し込みください。
GLP-1ダイエット
当院では、糖尿病治療薬であり、体重減少効果が証明されているGLP-1ダイエットも実施しています。この薬は、炭水化物を摂取すると、インスリンの分泌を促し、消化遅延により食欲の低下、中性脂肪の吸収を抑制します。これらの作用により、脂肪肝の改善や心筋細胞その他の保護作用はもちろん、体重減少に有効であることが医学的に証明されています。 副作用についても、インスリン製剤やスルホニルウレア剤等、一部の血糖降下薬との併用に注意すれば、一般に低血糖などの副作用は出現しません。
保険適応外
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注射
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2mg:26,400円/本
(0.25mg:8週分、0.5mg:4週分、1.0mg:2週分) -
内服(1週間分)
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3mg:3,500円 7mg:4,900円 14mg:8,400円
ご不明な点がございましたら、お電話・メールでお問い合わせください。
※当院は、糖尿病等の専門医療機関ではありませんので、病的肥満に対するウゴービの保険診療は、行っておりません。
また、美容目的での過度なダイエット支援をしておりませんので、あらかじめご了承ください。
なお、患者様の安全性を確保する観点からダイエット外来は、処方を含めオンライン診療は、行っておりません。